
品 名: | D・C60 |
販売時期: | 1972年〜1979年頃 |
スペック: |
テープ種別 TypeT 磁性体 ガンマフェリック(D材) 最大残留磁束密度 1,200ガウス 保磁力 330エルステッド 角形比 0.75 感度 0.0dB(333Hz C-60 規準テープ偏差) MOL +2.0(333Hz 〃 ) 周波数特性 -1.0dB(8kHz 〃 ) -1.0dB(12.5kHz 〃 ) S/N比 0dB( 〃 ) 転写 62.0dB(C-60) 感度むら 0.3dB 出力変動 0.5VU (規準テープはSD-C90相当品) |
価 格: | ¥300(C30) ¥400(C60) ¥650(C90) ¥900(C120) |
コメント: | TDKのLNタイプのカセットである。 1972年にTDKはカセットをフルモデルチェンジし、全てストライプのパッケージデザインとなった。基本色は製品タイプにより異なっており、この「D」の基本色は赤である。 製品名である「D」はDYNAMICの頭文字で、同じくモデルチェンジされた「SD」(SUPER DYNAMIC)の下位機種として位置付けられ、SDと合わせてダイナミックシリーズを構成することとなった。 広域の伸びは「SD」より劣るものの、性能的には「SD」との差が小さく、音楽録音にも向いていた。 各社のレコーダーとの相性も良く、低めの価格設定(発売当時、LNタイプのプラケース入りC-60は450〜500円程度のものが多かった。)ということもあって、LNタイプの定番と言えるほどポピュラーな製品となった。 ダイナミックシリーズのうち、70年代後半に「SD」は「AD」へ、また、「ED」が「OD」へと製品名が変わっていったが、この「D」だけはシリーズの基本として変わらずに初代製品が70年代末までロングセラーを続けた。 なお、ロングセラーを続ける中で、当初の製品と後期のものとでは、パッケージやラベルデザインに若干の違いが見られる。 |
パッケージ(C60・時期による相違点解説)
パッケージ(C90)
パッケージ(C120)
カセット本体(C30)
カセット本体(C60・時期による違い)
カセット本体(C90)
カセット本体(C120)