
品 名: | AUDUA-C90 |
販売時期: | 1975年頃? |
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TDKの欧米向けスーパーLHタイプのカセットで「ED」の後継製品として発売されたカセットである。 パッケージのカラーは日本版「ED」と同じであるが、磁性体には「ガンマヘマタイト」が使用されており、日本版「ED」の「マグネタイト」とは異なっている。 パッケージ裏側を見ると、バイアス・イコライザ設定を「HIGH(or Normal)」にするよう書かれているため、ノーマル/クロムポジション兼用テープのようだが、インデックスカードの内側の説明によると「Not at CrO2」となっていることから、単にバイアスを高めに設定した方がよいという意味のようである。カセット本体の背面にクロムポジションの自動検出孔もない。 この「AUDUA」という左から読んでも右から読んでも同じ製品名のテープは、日本でも販売されていたが、オープンリールのみでカセットテープの製品はなかった。(ちなみに、日本で販売されていたオープンリールの「AUDUA」も高バイアスでの使用を推奨する意味で「ハイポジション用」と宣伝されていた。) |
カセット本体