品 名: | METALLIC 46 |
販売時期: | 1979年〜 |
スペック: |
テープ種別 TypeW 磁性体 メタルパウダー 最大残留磁束密度 3,500ガウス{3,200ガウス} 保磁力 1,050エルステッド 角形比 0.85 バイアス 168%(CR標準テープとの偏差) 感度 +2.0dB( 〃 ) { 0dB(315Hz、規準テープとの比較値) +0.5dB(10kHz、 〃 ) +0.5dB(12.5kHz、 〃 ) +0.5dB(16kHz、 〃 )} 周波数特性 0dB(8kHz、CR標準テープとの偏差) +1.5dB(12.5kHz、 〃 ) 最大出力 +6.0dB(333Hz、 〃 ) +9.5dB(10kHz、 〃 ) {M.O.L. +5.0dB(315Hz) -0.5dB(10kHz)} 感度むら 0.5dB{0.3dB}以下 出力変動 0.5VU{0.4VU}以下 バイアスノイズ -61.0dB{-55.0dB} 転写 60dB 消去 65dB{70dB} (以上は発売当初のカタログ値で、{ }内は1983年のカタログ値で周波数特性については記載なし。) |
価 格: |
(発売当初)¥1,250(C-46) ¥1,500(C-60) ¥2,100(C-90) (1980年改訂後)¥1,000(C-46) ¥1,150(C-60) ¥1,500(C-90) (1982年改訂後)¥800(C-46) ¥950(C-60) ¥1,300(C-90) |
コメント: |
ソニーの初代メタルカセットテープである。 世界初のメタルテープ「METAFINE」の発売から約半年後となる1979年5月に、デッキのメーカーでもあるSONYらしく、メタル対応カセットデッキと時期を同じくして発売された。 当初はC-46のみであったが、同年末にC-60とC-90が発売されている。 パッケージは当時のHFシリーズやDuadと基本デザインは同じだが、ホワイトをベースに金文字が多用され、メタリックなイメージと高級感が演出されている。また、他製品と同様に、意匠や製品説明等はインデックスカードではなく、外装のシュリンクに印刷されている。 カセット本体には「DUAD」などと同じく「DPメカ」と高精度ハーフが採用され、カセット本体に起因する走行不良による変調ノイズ等を抑えている。 本体ラベルは貼り替えのできないタイプであるが、黒地に金文字というシンプルかつ高級感のあるデザインとなっている。 他社製品が毎年のようにリニューアルされていく中、本製品は、品質向上のためのマイナーチェンジは若干行われたものの、外装デザイン等はほとんど変わらずに後継の「Metal-S」が1984年に発売されるまで販売され続けた。 ロングセラーを続ける途中で、他社のメタルテープの価格引き下げに対応するように価格の改訂が2回ほど行われ、スペックも微妙に変化している。 |
カセット本体(C90)