品 名: | MAGAZINE TAPE AUTO-SENSOR C-60 |
販売時期: | 1969年頃 |
テープ種別: | TypeT |
価 格: | ¥330(C-30) ¥525(C-60・紙箱入) ¥700(C-60・プラケース入) ¥825(C-90・紙箱入) ¥1,000(C-90・プラケース入) |
コメント: | ソニーの初期のカセットテープ「MAGAZINE TAPE(マガジンテープ)」の後期型で、リーダーテープ部分に「AUTO-SENSOR(オートセンサー)」用のセンシング箔が貼られているバージョンである。 初期のカセットテレコでは、テープの終端を検知することが難しかったこともあって、オートストップの機構が内蔵されていなかった。そのため、録再や早送り・巻戻し時、テープ終端になっても機構が自動的にリリースされずモーターが空転していた。 「オートセンサー」はソニー製テレコ用のシステムで、テレコ側に設けられたセンシングポールが、カセットのリーダーテープ末端部に貼られたアルミホイル部分で導通することによって、テープの終端を検知するようにしたものである。 しかし、実際にテレコに装備されたのは「エンドアラーム」機構という、テープ終端で注意喚起のアラームを鳴らすだけの機能のもので、機器の動作状態をリリースする仕組みはなく、しかもアラームが鳴るのは録音時のみであった。 70年代に入ると、ハブの回転やテープのテンションを感知することにより、通常のカセットでもテープ終端で動作をリリースさせることができる「オートストップ機構」が開発され採用され始めたことで、「オートセンサー」はもっぱら旧型機用のシステムとなってしまったが、70年代半ば頃までSONYの一部カセットには終端部にアルミ箔が貼られていた。 本製品のカセット本体は、初期のものと思われるA面が白、B面には黒のハーフが使われているタイプと、両面とも透明素材となった後期版と思われる2つのバージョンがある。 また、本製品の紙箱入タイプには、透明なソフトビニール製のキャリングケースが封入されていた。 |
カセット本体(2色ハーフ版)
カセット本体(透明ハーフ版)