品 名: | DX1 C60 |
販売時期: | 1979年〜 |
スペック: |
テープ種別 TypeT 磁性体 ガンマ酸化鉄 残留磁束密度 1,200ガウス 保磁力 320エルステッド 動作バイアス 100% 感度 +1.0dB(333Hz ) 周波数特性 +0.5dB(8kHz) MOL +3.0dB(333Hz) |
価 格: | ¥350(C50) ¥400(C60) ¥650(C90) ¥900(C120) |
コメント: |
日本コロムビアがDENONブランドで発売したLNタイプカセットで、その名のとおり、DXシリーズとしては最も下位に位置するグレードである。 同社のLNタイプは、DXシリーズとしてではなくCOLUMBIAブランドで「LX」が既に発売されていたが、DENONブランドであるDXシリーズにもLNタイプを揃える必要性を感じたためか、若干遅れて本製品がラインナップされた。 パッケージデザインは「DX3〜7」のイメージは踏襲しているものの、重厚さは抑えられ、ケースも「LX」と同様に透明なものが採用されており、全体的に若干軽快な印象となっている。 一方、本体は「LX」とは全く異なる黒色のハーフとなっており、インデックスラベルこそセルフタイプではないものの、上位機種と同じ印象のつくりになっている。 DENONブランドではあるが、さすがにLNタイプでは「音楽専用」とまでは銘打てないと考えたようで、パッケージ裏面に「音楽用」という微妙な表現がされている。 当時の宣伝コピーも「カジュアルな音楽用カセットテープ」となっており、高級オーディオブランドであるDENONを冠した製品として、LNタイプではあるが会議録音などの一般用とは一線を画したいという思いが感じられる。 また、C46の代わりとなるC50という製品設定が初めて採用され、後にDX3〜7のC46についても価格はそのままでC50に変更されていった。 |
パッケージ(C60)
カセット本体(C60)