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カセット全タイプ対応のオートキャリブレーションを搭載

日立の本気を感じるLo-Dのフラッグシップモデル!






○「Lo-D」のデッキについて



Lo-D D-4500(1973年発売)
3ヘッド、3モーター、ダブルキャプスタン方式。ワウフラ0.045%
独自開発のLPDS(低位相歪システム)回路を搭載。
放送局用デッキを思わせるコンソールスタイルのデザイン。
当初価格は15万円で、後に20万円の受注生産品となった

○このデッキの特徴など






【自動テープチューニング機構「ATRS」】



調整中の項目は、最左列の緑色のLEDが点灯することで表示される。
(上から「BIAS」「GAIN」「MID EQ」「HIGH EQ」)
その右の列は調整中にテープのタイプを表示する。
(上から「クロム(ハイポジ)」「ノーマル」「フェリクロム」「メタル」)
調整結果は3つまでメモリーができ、右の3列(M1〜M3)の部分に表示される。




左側がバイアス(0〜300%)、右側が感度(0〜150%)のメーター




maxell「UR」(現行版)でキャリブレーションをしているところ(動画)
調整中にはバイアス、感度のメーターが微妙に動く


【着脱式赤外線ワイヤレスリモコン】


操作ボタンの部分(リモコンが装着されている状態。)
右の黒い「REMOTE REMOVAL」ボタンを押すと・・・



リモコン部分が手前に少し出てくる。



それを引き出すとリモコン部分が外れる。
(かなり大きなモコンである。)



リモコンを外した状態。
中央の黒い楕円形の部分は赤外線の受光部。
リモコンを元に戻すには、この部分に押し込む。

【ダイレクトドライブキャプスタン】


ユニトルクDDモーターの概念図


【チタン溶射表面処理クロースギャップR&Pコンビネーションヘッド】



ヘッドまわり
中央が「1.4oクロースギャップメタルR&Pコンビネーションヘッド」
表面はチタン溶射処理がされ、ヘッド間の隙間がない。
その左の小さいヘッドは「ダブルギャップメタル消去ヘッド」


【オートリワインドストップ・プレイ】



メモリーカウンターのスイッチ(左)
オートリワインドストップ(中央)
オートリワインドプレイ(右)


○操作性





テープセレクター(下段のボタン)
「EX」はハイポジ、「ER/UD」はノーマルのことで、
ボタンの下に( )でその旨の表示がある。
「FeCr」が選べるのはこの時代のデッキらしいところである。
上段のボタンは「ATRS」のテスト開始と結果をメモリーするボタン




(動画)キャリブレーション中の様子(マクセル「UD2」を使用。)





モニタースイッチ(左)
モニタースイッチの右はドルビー(Bタイプ)のスイッチ





録音レベルボリューム
左がライン、中央がマイク。その右の小さいノブは出力ボリューム





レベルメーター
大型で視認性の良いプロ機タイプ。目盛りは-20〜+5VU。
メーターの下には始点校正用のアジャスターまで付いている。
左右メーターの間に縦に並んでいるのがピークレベルインジケーター





○音質


○まとめ



○機 能



リアパネル
中央右寄りのACアウトレットの下にあるのは、メモリー保持用の電池入れ



リアパネル左部分の拡大
左上にある白い押しボタンは、マイコンリセットボタン(左)と
ライン入力をレベル固定(FIXED)の端子に切り替えるボタン(右)



○スペック







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