品 名: | FRESH Cassette C-60 |
販売時期: | 1971年 |
テープ種別: | TypeT |
価 格: | ¥500(C-60) ¥850(C-90) |
コメント: |
レコード針の大手メーカーだった長岡精機宝石工業株式会社(当時)が「NAGAOKA」のブランドで販売したカセットである。 同社は1971年に「株式会社ナガオカ」に名称変更しているが、その直前に「Scotch」ブランドの住友スリーエムとカセットテープの販売業務提携を行い、レコード針などの販売網を利用して全国のレコード店等でのカセット販売を開始している。 本製品はその当時のものと思われ、製造元として「住友スリーエム株式会社」と明記されており、また、カセット本体やパッケージにも「Scotch tape使用」との記載がある。 カセット本体は透明のハーフで、当時のスリーエムの製品「271」「272」あるいは「DYNARANGE」に独自のラベルを貼ったもののようである。 ラベルやパッケージのデザインはスリーエム製品とは異なる独自のものだが、Scotchブランドのトレードマークであるタータンチェック柄があしらわれていることで、スリーエム製であることがひと目で分かるようになっている。 オープンリールテープで当時絶大な信頼性を誇ったScotchブランドをイメージさせることで、レコード店を利用する顧客にアピールする効果があったと思われる。 |
カセット本体