
品 名: | SA-C60 |
販売時期: | 1978年〜 |
スペック: |
テープ種別 TypeU 磁性体 スーパーアビリン 残留磁束密度 1,550ガウス 保磁力 540エルステッド 角形比 0.85 動作バイアス ±0dB(TDKハイポジション・リファレンステープとの偏差) 感度 +0.5dB( 〃 、333Hz ) +0.5dB( 〃 、3kHz) +1.0dB( 〃 、10kHz) +2.0dB( 〃 、16kHz) MOL +3.0dB(333Hz・0dB基準レベル=残留磁束25mMx/mm) +1.5dB(10kHz・ 〃 ) バイアスノイズ -60.5dB( 〃 ) 転写 50dB 感度むら 0.3dB 出力変動 0.3VU |
価 格: | ¥550(C45) ¥750(C60) ¥1,050(C90) |
コメント: |
磁性体に二酸化クロムを使用しない「クロムポジション」(または、「ハイポジション」)用カセットの定番となったTDK「SA」の改良版である。 磁性体である「AVILYN」に改良が加えられ、従来品に較べて高出力となり、また、高分散性の磁性塗料の開発により、磁性層の粒子の配向度や表面性が向上したことで、高域特性及びMOLが向上したとされる。 「新SA(Improved)カセットは、改良された磁性材AVILIN(アビリン)の採用によって一段とすぐれた特性を実現。その特性値はSAカセットに比べて感度が中低域で+0.5dB、高域で+1.0〜2.0dBと大きくアップし、MOL(実用最大出力レベル)は全帯域で1.5dBも高くなっています。そしてSAカセットで定評あるようにノイズレベルが低く、ダイナミックレンジが格段に広がっています。さらに音量バランス、音像定位が良く、従来のカセットテープでは困難であったプレゼンスを可能にしています。」(発売当時の広告から。) 従来品より本体ハーフの中央窓の大きさが一回り大きくなっているが、ラベルのデザインは「Precision cassette half」の後期型とほとんど変わっておらず、わずかにパッケージの表面に「Improved」の文字が入ったことが従来品との違いとなっている。 |
カセット本体