
品 名: | AD-C60 |
販売時期: | 1977年〜 |
スペック: |
テープ種別 TypeT 磁性体 リニアフェリック 残留磁束密度 1,400ガウス 保磁力 380エルステッド 角形比 0.80 動作バイアス +1.0dB(Dカセット比) 感度 0dB( 〃 、333Hz ) +3.5dB( 〃 、8kHz) +5.0dB( 〃 、12.5kHz) 感度むら 0.3dB SN比 +1.0dB(Dカセット比) MOL +2.0dB(333Hz) 転写効果 58dB 出力変動 0.3VU |
価 格: | ¥450(C45) ¥550(C60) ¥850(C90) 1,200(C120) |
コメント: | TDKのLHタイプの製品。SDの後継機種にあたる。 「AD」は「Acoustic Dynamic」の略で、発売当時の広告のキャッチコピーは「つき抜ける高音の冴え。」。 磁性体にはガンマヘマタイトを改良した「リニアフェリック」を採用。「周波数特性はバランスがとれ高域までフラットにのびております。感度はDカセットに比べ、8kHzで+3.5dB、12.5KHzで+5.0dBと高く、より広がりのある音が得られます。」(当時の広告から) パッケージは当時のTDK製品共通のカラーバーによるストライプデザインであるが、ブルーの配色によりSDの後継製品であること、また、SAで使われたシルバーを配することにより高性能テープのイメージを出していた。 カセット本体はSAと同じ「Precision cassette half」が使用されているが、色はSAの黒色とは異なっている。(当時の広告によると「メカニカルグレー」とのことである。) パッケージや本体が上位のテープと同様のものであり、また、当時のノーマルタイプの弱点であった高音域を改善したことで、高音がのびるコストパフォーマンスに優れたテープとして絶大な人気を誇った。 |
C60
C90
C120
カセット本体
C45
C60
C90
C120