
品 名: | SA-X C60 |
販売時期: | 1979年〜 |
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TDKが「SA」の上位機種として発売したクロムポジション用カセットである。 SAに使用されている磁性体「AVILYN」をデュアルコーティング(二層塗布)したテープで、各層の保磁力と塗膜厚を最適にコントロールすることにより、ヘッドからの磁界分布に、よりスムーズに対応、SAよりすぐれた諸特性を実現したとした。 「全帯域に渡って高出力、高感度。周波数特性も、さらに高域までバランス良く伸びております。その値はSAカセットに比べ、中低域感度で+1.0dB、高域感度で+1.0〜1.5dBとなっており、MOLは全帯域にわたって+1.0dBとアップ。SAのトーンポリシーを受けつぎながら、より豊かな情報量を有するテープとなっております。」(当時の広告から。) パッケージデザインは同時期にリニューアルされた「SA」の第2世代型とほぼ同じであるが、カセット本体には「MA」と同じSPメカニズム(Super Precision Cassette Mechanism)が採用され、デザイン的にも「MA」と同様のものとなっている。 価格は、C46が650円、C60が850円と、どちらも「SA」より100円高い設定となっていた。 |
カセット本体