
品 名: | TDK CASSETTE C-90F |
販売時期: | 1968年〜 |
テープ種別: | TypeT |
価 格: | ¥300(C-30) ¥500(C-60) ¥800(C-90) ¥1,100(C-120) |
コメント: |
TDKのLNタイプの製品である。 TDKから初代「SD」が音楽専用として発売された頃に、一般録音向けの廉価版カセットとして販売された製品である。 パッケージは、当時のオープンリールを含むTDK製テープ共通のデザインで、ダイヤをかたどった同社のシンボルマークが中央に大きく描かれている。 型番の「F」は、当時のTDKのカセット本体の製造規格名で、ガイドローラー付き、半透明アクリルスチレン樹脂製ハーフを超音波溶着組立(一部製品を除く)とすることにより品質と低価格を両立させた製品と位置付けされ、さらに、紙箱入りにすることでプラケース入りに比べて安い定価となっていた。(ちなみに、当時のプラケース入り「C-90」の定価が1,000円であったのに対して、本製品は800円であった。) 当初はC-120Fの製品設定はなかったが、後期(1971年頃?)にラインナップに加わった。 その後、同社の廉価版カセットは「D」に集約され、よりグレードの高い不透明のハーフが使われることになったため、「MA-R」の発売まで、1970年代に同社から透明ハーフを採用したカセットは一般販売されていない。(OEM製品では存在しているようである。) |
パッケージ(C-90)
パッケージ(C-120)
カセット本体(C-60)
カセット本体(C-90)
カセット本体(C-120)