
品 名: | STANDARD C-30(DEMONSTRATION CASSETTE) |
販売時期: | 1971年頃 |
テープ種別: | TypeT |
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スタンダード工業(後の「日本マランツ」)が製造販売したカセットテープレコーダーの付属品と思われるデモテープである。 スタンダード工業は、その前身である「スタンダード無線工業」(1953年創業)時代からラジオやテレコを製造販売しており、記録によると、国産のカセットテレコが各社から発売され始めた1966年、SONYや日本コロムビアなどよりも先にカセットテープレコーダーの発売を開始している。 その後、1960年代末に米スーパースコープ社と提携したことで、その傘下にあった米マランツ社の製品製造に携わることになった。 1975年には社名を「日本マランツ(株)」に変更。 以後、全面的にマランツ製品を製造することになったが、無線機器については、従来どおり「STANDARD」ブランドで製造販売を続けた。 なお、提携先の「SUPERSCOPE」ブランドでラジカセなどを製造販売していたこともある。 本製品は、同社が「STANDARD」のブランドでラジカセを販売していた時代のものと思われる。 デモテープ専用のカセットではなく、C-30のブランクカセットのA(1)面に「DEMONSTRATION CASSETTE」のシールが貼られており、歌謡曲の演奏物が3曲収録されている。B(2)面はブランクとなっている。 |