
品 名: | FUJI CASSETTE (Range)-4 C46 |
販売時期: | 1977年〜 |
スペック: |
テープ種別 TypeT 磁性体 ファイングレイン ピュア・フェリックス 最大残留磁束密度 1,520ガウス 抗磁力 345エルステッド 飽和磁束密度 1,820ガウス バイアス 100%(4,000Hz、規準テープ偏差) 感度 +1.5dB(333Hz、 〃 ) 感度ムラ 0.3dB (333Hz) 周波数特性 +2.0dB(8,000Hz、 〃 ) +2.5dB(10,000Hz、 〃 ) 出力変動 0.3VU(8,000Hz) MOL +4.0dB(333Hz) SN比 57dB(1,000Hz) 消去効果 74dB( 〃 ) 転写効果 54dB( 〃 ) |
価 格: | ¥450(C46) ¥550(C60) ¥750(C80) ¥850(C90) ¥1,200(C120) C80は1978年、C120は1979年発売 |
コメント: |
富士フイルムのLHタイプカセットである。 1977年、同社はカセットの製品ラインナップを一新し「(Range)」シリーズを登場させた。 その際、それまで4種類だったノーマルポジション用テープ(「FL」「FX-Jr」「FX」「FX-Duo」)を3種類に再編した。 本製品は、価格的には「FX-Jr」の後継機種に相当するが、性能的にはMOLが+4dBだった「FX」の後継と言える製品である。 磁性体には、FXや(Range)-2で使用されている「ピュア・フェリックス」をさらに微粒子化、高密度化した「ファイングレイン・ピュア・フェリックス」が採用。写真フィルム製造で培った塗布技術を応用することにより高感度・高出力で安定したテープ性能を実現したとした。 「ノイズレベルを極力抑えて、MOLを+4dBと広げ、ひとまわり余裕のダイナミックレンジを確保しました。・・・ 録音レベルをやや高めに設定してもびくともしないリアルな音が広がります。しかも、同価格では1ランク上のダイナミックレンジを実現して、コストパーフォーマンスの極限に鋭く迫りました。」(当時の広告から) カセット本体には、3ヘッドデッキでのアジマスズレを防止した高精度なハーフが使用され、残量確認窓も従来品より大きくなっている。 パッケージは(Range)-2と同様に黒をベースに稲妻をあしらったデザインとなっている。この稲妻デザインは1978年に修正が加えられ、稲妻自体を細くし、青く縁取りすることでよりシャープなイメージとなった(後期版)。 発売当初はC46、C60、C90の3種類のラインナップだったが、1978年にC80、1979年にC120が加わった。 |
パッケージ(C60・後期版)
パッケージ(C80・後期版)
パッケージ(C90・前期版)
カセット本体(C46)
カセット本体(C60)
カセット本体(C80)
カセット本体(C90)
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