品 名: | FUJI CASSETTE ER 90 |
販売時期: | 1980年〜 |
スペック: |
テープ種別 TypeT 磁性体 ファイン・グレイン・ピュア・フェリックス 最大残留磁束密度 1,500ガウス 抗磁力 370エルステッド 角形比 0.88 動作バイアス 0dB(規準テープ偏差) 感度 +2.0dB(315Hz 〃 ) 感度ムラ 0.3dB 周波数特性(10kHz) +4.0dB( 〃 ) 〃 (15kHz) +9.0dB( 〃 ) 出力変動 0.3VU(8,000Hz) MOL(315Hz) +4.0dB(高調波ひずみ率3%出力時) MOL(10kHz) -9.0dB(飽和レベル) バイアスノイズ -59.0dB 消去効果 75.0dB 転写効果 52.0dB |
価 格: | ¥450(C-46) ¥550(C-60) ¥750(C-80) ¥850(C-90) ¥1,200(C-120) |
コメント: |
富士フイルムのLHタイプのカセットで、「(Range)-4」の後継にあたる製品である。 1980年、同社はカセットのラインナップを一新したが、その際にフェリクローム相当の高価格帯にあった高性能ノーマルテープ「(Range)-6」は整理され、ノーマルタイプは本製品と「DR」の2品種となった。 「ER」は「EXTRA RANGE」の略で、磁性体には「(Range)-4」と同様に「FINE GRAIN PURE FERRIX」が使用されている。 「粒子サイズ0.35μm、針状比1/8〜1/10の超微粒子で、かつ、磁気効率の非常に高い新磁性体が、均一に塗布され、スムーズな磁性塗膜面を形成、従来のカセットにない“静寂のノイズレベル”を実現しています。」(当時の広告から。) カセットの本体にはシリーズ共通の高精度ハーフや精密ローラーが使用され、内部のシートは帯電防止効果やクッション効果にすぐれたエンボスシートを採用することで安定したテープ走行特性を確保している。 パッケージのデザインは、(Range)シリーズに較べるとかなり落ち着いたものに変わり、同一デザインで製品のグレード別に色分けする方式となった。「ER」の製品カラーにはライトブルーが採用された。 プラスチックケースは全ての部分が透明なタイプに変わり、包装も透明なセロハンからデザインが印刷されたシュリンクとなった。 |
* 当時の広告 *
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カセット本体