
品 名: | FUJI CASSETTE DR 60 |
販売時期: | 1980年〜 |
スペック: |
テープ種別 TypeT 磁性体 ピュア・フェリックス 最大残留磁束密度 1,200ガウス 抗磁力 370エルステッド 角形比 0.86 動作バイアス 0dB(規準テープ偏差) 感度 0dB(315Hz 〃 ) 感度ムラ 0.3dB 周波数特性(10kHz) +4.0dB( 〃 ) 〃 (15kHz) +7.0dB( 〃 ) 出力変動 0.3VU(8,000Hz) MOL(315Hz) +2.0dB(高調波ひずみ率3%出力時) MOL(10kHz) -10.0dB(飽和レベル) バイアスノイズ -57.5dB 消去効果 74.0dB 転写効果 60.0dB |
価 格: | ¥350(C-46) ¥400(C-60) ¥650(C-90) ¥900(C-120) |
コメント: |
富士フイルムのローノイズタイプカセットで、「(Range)-2」の後継にあたる製品である。 1980年、同社はカセットのラインナップを一新し、5品種だった従来の(Range)シリーズを4品種に再編した。 本製品は、そのうちの基本となるノーマルポジション用ローコストタイプの製品である。 「DR」は「DYNAMIC RANGE」の略で、磁性体には「(Range)-2」と同様に「ピュア・フェリックス」を使用しているが、さらなる微粒子化とバインダー技術の向上により諸特性をアップさせている。 「このクラストップレベルの周波数特性を誇ります。とくに高域特性が4dBアップ、ノイズレベルも低減しましたので、リアルで澄みきった高音が再現できます。」(当時のパンフレットから。) カセットの本体には高精度ハーフや精密ローラーを使用し、内部のシートは帯電防止効果やクッション効果にすぐれたエンボスシートを採用することで安定したテープ走行特性を確保している。 また、カセットハーフのハブ周りのデザインは角形となり、残量確認窓も大きくなった。 パッケージのデザインは、(Range)シリーズに較べるとかなり落ち着いたものに変わり、同一デザインで製品のグレード別に色分けする方式となった。「DR」の製品カラーには赤が採用された。 プラスチックケースは全ての部分が透明なタイプに変わり、包装も透明なセロハンからデザインが印刷されたシュリンクとなった。 |
パッケージ (C-60)
パッケージ (C-90)
パッケージ (C-120)
カセット本体(C-46)
カセット本体(C-60)