
品 名: | MEMOREX 60 Chromium dioxide cassette |
販売時期: | 1971年〜 |
スペック: |
テープ種別 TypeU 磁性体 二酸化クロム 保磁力 460エルステッド 残留磁束密度 1600ガウス 角型比 0.9 消去磁界 1200エルステッド 2%歪出力 +2.0dB(500Hz、規準テープ比) 周波数特性 + 8.0dB(10kHz、規準テープ比) +11.0dB(15kHz、 〃 ) S/N比 +2.0dB(ANSI-A特性、 〃 ) 均一性 ±0.25dB(500Hz、-20dB) ±1.0dB(10kHz、-20dB) |
価 格: |
¥950(C60) ¥1,400(C90) (いずれも「PIONEER」版の国内販売価格) |
コメント: |
米メモレックス社の初期のクロムテープである。 同社はもともとコンピューターの周辺機器メーカーであるが、世界でいち早くクロムテープを発売したメーカーでもある。 本製品も含め同社のカセットは、製品名等がプリントされた外装フィルムの使用、カセット本体の大型ウィンドウなど、1980年代の製品と見紛うばかりの先進的なデザインであった。 プラケースも独特で、これはコンピューター用のデータカセットのケースを流用したもののようである。 この他にも湯舟型5面磁気シールドやツバ直径の大きいガイドローラーの採用など、データカセット製造のノウハウが取り入れられていた。 同社のテープは、日本においてはパイオニアが販売元となって1971年から販売を開始している。 本製品もC60とC90がパイオニアから発売された。当初は米国内版と同じものだったが、1972年からは「DISTRIBUTED BY PIONEER」の文字がシュリンクに印刷されるようになった。 パイオニアによる販売は1975年頃まで続いたようである。 |
パッケージ(C60)
パッケージ(PIONEER版・C60)
カセット本体(C60)