
品 名: | DX M 50 |
販売時期: | 1980年〜 |
スペック: |
テープ種別 TypeW 磁性体 メタルパウダー 残留磁束密度 3,500ガウス 保磁力 1,050エルステッド 角型比 0.8 動作バイアス 165%(クロムテープ用規準テープ比) 感度 +2.0dB(333Hz) 周波数特性 +1.5dB(12.5kHz) +2.5dB(16kHz) 感度むら 0.3dB(333Hz) 出力変動 0.3VU(8kHz) M.O.L. +7.5dB S.O.L. +8.0dB(クロムテープ用規準テープ比) 転写 59dB(1kHz) 消去 70dB(1kHz) SN比 60dB |
価 格: | ¥1,050 |
コメント: |
日本コロムビアから発売された初のメタルテープである。発売時期が他社より若干遅れ、80年代に入ってからとなった。 同社の高級オーディオブランドである「DENON」が使われたカセット「DX」シリーズの最高位機種として発売された。 新開発のメタルパウダーを採用。独自の製造法を駆使して、磁性体の粒子サイズの均一化と高角型比化を図り、ノイズを大幅に低減するとともに、静的・動的ひずみを極限まで抑えることで広ダイナミックレンジを達成したとした。 カセット本体はDX7と同様、特殊加工技術によりIEC規格許容値の1/3以内という高精度のブラックハーフが使われ、内部には、温度や湿度などの使用環境の変化に左右されず常に安定した走行性を実現する「マトリックスシート」が採用されている。 パッケージのデザインは他のDXシリーズとは若干異なり、白と黒を基調に金文字を使用するなど、高級感を演出している。 この初代DXMはC-50のみ販売され、それ以外の録音時間の製品は発売されなかった。 なお、C-50というのはDXシリーズ共通の独特の録音時間設定にならったものである。当時、DX3〜7に設定されていたC-46は全てC-50に変更され(DX1は発売当初からC-46の設定はなくC-50)、価格はC-46のままに据え置き割安感を演出していた。 |
カセット本体