トップページ(本館)  >  カセットデッキ展示館TOP  >  Technics RS-M95


Technics初のメタル対応3ヘッド機

当時のテクニクス・カセットデッキのフラッグシップ!






○このデッキの特徴など



Techinics RS-690U(1976年発売)
3ヘッド、3モーター、ダイレクトドライブ、ダブルキャプスタン方式。
アンプ部とトランスポート部がセパレート式で、価格は29万8千円。




ヘッドブロック部分
中央がコンビネーションヘッドで左にあるのが消去ヘッド。
消去ヘッドはセンダストとフェライトの複合型でダブルギャップ。
消去ヘッドの前面にある棒はキャプスタンではなくダミー。
(本機はシングルキャプスタン方式である。)







下の写真は「RS-M88」




パネル面左上部分(この部分は「M88」とほぼ同じ)



レベルメーター(FL=蛍光表示管式)
(-40〜+8dBのワイドレンジタイプ。ピークレベルとVUの選択が可能。)



パネル面の右上の部分
(右端にある丸いノブが録音レベル調整用ボリューム)



パネル面下部のアンプ系ユニット部分
左から、マイクジャック(L,R)、rec cal(L,R)、バイアス微調整ツマミ(normal,Fe-Cr,CrO2,Metal)、タイマースイッチ、ドルビースイッチ、入力切換スイッチ、メーター輝度調整ツマミ、出力レベル調整ツマミ



トップカバーの半分以上が放熱用スリットのスペースになっているため、印刷されているのはブロックダイヤグラムだけとなっている。




リアパネル
入出力はそれぞれ1系統のみで、高級機の割にはあっさりとしている。
中央の丸い部分はリモコン用のコネクター端子
○操作性

点滅するグリーンのライトが「Quartz strobo」
点滅周期が微妙に1秒より長い(笑)






テープセレクター
フェリクロムも使える。ハイポジは「CrO2」(=クロムポジション)と表示されている。





ドルビースイッチ(この時代はBタイプのみである。)
(スイッチの一番右はMPXフィルターでFM録音の際に使う。)


ドルビーOFFの状態
(DOLBY表示なし)


ドルビーONの状態
(左右のスケール部分にDOLBYマークが現れる)





「input select」(入力切換)スイッチ





操作ボタン
(録音スタンバイの状態)



モニタースイッチ
(LEDが緑色の場合はテープモニター状態で(左)、
LEDが赤く点灯するとソースモニターの状態(右)。)





「rec cal」のトリマー





「bias adjust」
(テープのタイプごとに独立した調整ができる)





レベルメーター右側の表示
(メーターの右にあるボタンで「VU」と「PEAK」の切換やピークホールド表示ができる。)








カウンターとメモリーボタン





○音質



デッキ内部
(電源部、信号部ともに電解コンデンサーをほぼ全数交換した。それにしても、電源トランス付近以外は基盤等がギッチリ詰め込まれている。)



○まとめ



○機 能




手前は、別売のリモコンユニット「RP-9690」。
これだけでもカセットプレーヤーくらいの大きさがある(笑)。



○スペック







このページのTOPへ