カセット柄のTシャツを買った
〜 ユニクロの「MA−R」Tシャツ! 〜
先日、カセットコレクターの知人から「ユニクロでTDKの『MA−R』柄のTシャツを売っている」という情報をもらった。 えぇっ? あのユニクロが・・・??、しかも今時カセット柄なんて・・・?? まさか・・・。 半信半疑であったが、一応チェックしておこうと、取り敢えず同社のオンラインショップを見てみると・・・ な、何と! あるではないか!! しかも、よくありがちなカセットテープをデフォルメしてデザイン化した類のものではない。 写真に近いリアルさでカセット本体がプリントされており、しかも、「TDK MA−R」とはっきりと書かれている。 これは何だ? 一瞬、30年以上前のTDKの販促グッズかと思ったが、それにしては、今ユニクロで販売しているというのが妙である。 よくよく見てみると説明があった。 それによると、このTシャツは「ザ・ブランズ・マスターピース」という一連の企画商品の一つで、世界的企業の代表的製品をモチーフにしたコラボTシャツというものらしい。 なるほど。 確かにTDKは世界的企業だと思う。しかし、その代表製品がカセットだったのは遙か昔の話である。しかも、とっくに磁気テープ事業から撤退している。 まあ、そういう細かいことを考えるのはマニアくらいかも知れないが、それにしても世間一般にはオワコンと思われている「カセット」をTシャツの柄にするとは。ユニクロ、やるじゃないか。 とは言うものの、この商品、一体どういう客層をターゲットにしているのだろうか? カセットマニア相手では数枚しか売れないだろうし(笑)。 こういう物が売れるほど世の中カセットブームだとも思えないのだが、勝算はあるのか?心配になる。 まあ、そんなことは大きなお世話かも知れないが、少なくとも、カセット博物館の館長はどう見てもメインターゲットだろう(笑)。だとすれば買わずばなるまい。 値段の方は、税抜きで990円也。単なる白Tシャツとしては高いが、企画物と考えるとリーズナブルに感じる。 ということで、早速オンラインショップにて購入。勢い余って3枚もポチってしまった(笑)。 そして2日後。Tシャツが到着した。 おおーっ。なるほど。画面で見たとおりの物だ。 |
届いたTシャツ
早速、開封して撮影会を開始した。 |
これはっ。確かに「MA−R」だっ!
裏面には全く柄がないのだ。
折角なので、本物の「MA−R」を並べてみた。 マニアの性というか、どうしてもこういう写真を撮りたくなってしまう(笑)。 |
胸の部分にあるカセット本体の柄(右)は本物(左)より小さい。 |
本物と比較すると、かなり細部にこだわってデザインしていることが分る。 特にテープガイド部分のギザギザや2つの位置決め用ホールはかなりリアルに再現している。 さらに、ダイキャストフレームの質感を出そうとしたようで、カセット本体部分のプリントは単なるグレーではなく、銀色のラメになっている。 |
本物と同じように鈍く銀色に光る。
シャツの下の方のロゴ部分も本物に忠実であることが分かる。本物より字がやや大きいがイメージはそのままである。 ちなみに、このロゴは3代目の「MA−R」のもののようだ。 |
置いてある本物が柄の一部になったよう(笑)。
(ただし、C-90の本物がなかったのでC-46です。)
シャツの中央部分の横線はカセット本体から引き出されたテープを表しているようだが、実際のテープがこんなことになったら悲惨だ。 特に「MA−R」のような高価なテープがデッキの中で絡まった挙げ句に、こんな状態で出てきたら泣いてしまうかも(笑)。 シャツの裏側が真っ白で寂しいので、本物を置いてみた。 |
なかなかよい(笑)
さて、では着てみようか。と思ったが、着心地は想像がつくし、新品でなくなるというのも勿体ないのでやめておいた。貧乏性である。 ところで、考えてみると、このTシャツはデジタル世代の若い人が着れば新鮮でファッショナブルに見えるかも知れないが、リアルアナログカセット世代の館長が着ると、昔に貰った古いTシャツを(他に着る物がなくて)着ていると思われるおそれがありそうだ(笑)。 人前に出る場合はシチュエーションを考えておいた方が良いかも知れない。 まあ、余り考えすぎは良くない。それに、私はカセットマニアだ! マニアなのだから着る必要はないっ(キリッ)。コレクションとして持っているということが大事なのだ。 ということで、3枚のTシャツはタンスにしまうことにした。 ひょっとするとそのうちに着る機会があるかも知れない・・・。 駄文が長くなったが、最後に、このようなカセット柄のTシャツの販売に踏み切っていただいたユニクロの英断に感謝申し上げたい。 (注: 館長はユニクロの回し者ではなく、本記事もユニクロの提灯記事ではありません。よって、購入する、しないの判断は皆様各自の自己責任で行ってください(笑)。) |
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