
品 名: | Master C-90 |
販売時期: | 1976〜1977年 |
スペック: |
テープ種別 TypeT 磁性体 MAX(Micro-Acicular Oxide) 残留磁束密度 1,480ガウス 残留磁束 0.42Lines/1/4" 保磁力 360エルステッド 動作バイアス 100%(Nakamichi 1000 ノーマルポジション) 感度 +1.5dB(同社「LD」比、333Hz ) +3.5dB( 〃 、6.3kHz) +5.5dB( 〃 、12.5kHz) 最大出力レベル +2.0dB( 〃 、第3高調波歪3%時、333Hz) +8.0dB( 〃 、飽和レベル、12.5kHz) SN比 54dB(333Hz) 44dB(12.5kHz) |
価 格: | ¥700(C-46) ¥850(C-60) ¥1,250(C-90) ¥4,200(6巻入プロパック C-46) ¥5,100(同 C-60) ¥7,500(同 C-90) |
コメント: |
スコッチブランドの3Mから、LHの上位機種として発売された高性能テープである。 磁性体には、オープンリールのプロ用スタジオマスターテープ「#250」のために開発された超微粒子化ガンマヘマタイト「MAX」(MICRO-ACICULAR OXIDE)を使用。 さらに、磁性体の密度を高め、均一な拡散性と高い耐久性の得られる新バインダーシステムの採用とテープ面の鏡面処理により、周波数特性の平坦化、ヒスノイズの低減やダイナミックレンジの拡大、レベル変動や変調ノイズを減少したとしている。 カセット本体には、IEC規格の1/3以下の寸法公差で高精度仕上げの「精密クリスタルハーフ」が採用されている。全体的には黒みを帯びた半透明のハーフだが、ヘッドの挿入部分とガイドローラーの部分は視認しやすいよう透明に仕上げられている。 インデックスラベルは、付属のラベルを利用者自身で貼る方式となっている。 パッケージデザインは、当時の同社「LD」「LH」と共通のものだが、ベース色にブラックではなくシルバーが採用され高級感を出している。 なお、パッケージデザインは後期(1977年)に一部変更があり、ベース色がシルバーからグレーに変更され、また、表面の「Master C-XX」の文字に黒い縁取りが追加されるとともに、プラスチックケースのベース部分が黒から透明の材質のものに変わっている。 また、1977年には、10インチのオープンリールテープのパッケージと同じ大きさ、形の紙箱を使った6巻入りの「プロパック」という製品が登場した。 |
カセット本体
プロパック