
品 名: | CLASSIC C-60 |
販売時期: | 1975年〜 |
テープ種別: | TypeV |
価 格: | ¥850(C-45) ¥1,000(C-60) ¥1,400(C-90) |
コメント: |
Scotchブランドのフェリクロムテープである。 磁性体には、中低域感度の高い「ローノイズ・ガンマヘマタイト」と高域感度に優れた「二酸化クロム」が2層コートされている。 |
![]() 2層コートの概要(当時の広告より) |
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「2つの磁性体層によって、音楽に力強い安定感を与える低域・中域から、みずみずしい音楽再生のポイントとなる超高周波音まで可聴帯域のほとんどをナチュラルにとらえ、豊かに再現します。カセットで20,000Hzも夢ではなくなったのです。」(当時の広告より) ダイナミックレンジは、333Hzにおいて5dBアップ(クロムテープ比)し、12.5kHzにおいてはヘッドルーム(0VUから飽和レベルまで)を10dBアップ(「LH」カセット比)したという。 また、テープ裏面には、アジマスエラー、巻乱れ、ワウフラッターの低減に効果があるとした「ポジ・トラック」というバックコート加工が施されている。 カセットハーフには新材質のものが採用され、ハーフ全周を均一な力で同時に超音波溶着することで、ゆがみを少なく密着度も高めている。 本製品は、3M社の本拠であるアメリカで製造されたものをそのまま日本へ輸入して販売しており、パッケージの説明は英語で表記されている。そのため、内部に日本語の説明カードが封入されていた。 製品名の「CLASSIC」は「最高水準の〜」という意味で使われており、価格は同じフェリクロムタイプのカセットであるSONYの「Duad」より若干高めの設定であった。 |
パッケージ(C-60)
カセット本体(C-60)・説明カード