品 名: | DX5 C60 |
販売時期: | 1978年〜 |
スペック: |
テープ種別 TypeV 磁性体 コバルトドープ型高保磁力磁性酸化鉄(上層)、ガンマヘマタイト(下層) 残留磁束密度 1,400ガウス 保磁力 350エルステッド 角型比 0.8 動作バイアス 130%(規準テープ比) 感度 +0.5dB(333Hz) 周波数特性 ±0dB(8kHz) +9dB(12.5kHz、規準テープ比) 感度むら 0.3dB(333Hz) 出力変動 0.3VU(8kHz) M.O.L. +5.0dB(333Hz) 転写 53dB(1kHz) 消去 68dB(1kHz) SN比 59dB |
価 格: | ¥550(C46/C50) ¥750(C60) ¥1,050(C90) |
コメント: |
日本コロムビアが高級オーディオブランド「DENON」を使って発売したフェリクロムタイプのカセットである。 フェリクロムタイプの二層塗りテープであるが、本製品の上層には二酸化クロムの代わりにコバルトドープ型の高保磁力磁性酸化鉄が使用されている。 規準テープに比べ全周波数において+5〜8dBという高MOL化と低ノイズ化によりダイナミックレンジを飛躍的に拡大。高調波ひずみや混変調ひずみといった静的ひずみの低減だけではなく、実際の音楽を用いた測定に近い動的ひずみ(二階堂ひずみ)の低減も図っている。 DX3とともに高精度カセットハーフを採用。「IECの規格許容値の1/3という、限界ともいえる厳しい精度を実現することによって、ワウ・フラッター、位相差、巻きムラなど、走行不安を解消し、カセットの信頼性を飛躍的に高めています。」(当時の広告から。) パッケージは、DX3との色違いで、こちらも高級感のある落ち着いた色調であった。 1980年に、価格は維持したままでC46がC50に変更された。 |
カセット本体