
品 名: | mona Stereo Cassette Adapter MK-703SR |
販売時期: | ? |
スペック: |
使用電源 DC1.5V(単三乾電池1個) テープ速さ 4.75p±3% 回転むら 0.5%(WRMS)以下(ただし0.2%(WRMS)以下のステレオ使用) 出力レベル -2dB以上(ただしステレオで400Hzの再生を0dBとする) クロストーク 30dB以上 周波数特性 100〜8000Hz S/N比 35dB以上 主要電気部品 IC2個 巻戻し時間 120Sec(C-60) 電池寿命 400時間以上 大きさ 106o(W)×154o(D)×24o(H) 重さ 約350g(乾電池含む) |
コメント: |
コンパクトカセットテープを8トラのプレーヤーで再生するためのアダプターで、「モナ精機株式会社」が製造販売した製品である。 本体にカセットを装着し8トラのプレーヤーに差し込むと、プレーヤー側のキャプスタンの回転を本製品のピンチローラーが受けて、その回転をカセットテープ用のキャプスタンやリールに伝達し回転させる仕組みになっている。 カセットに録音された音声は、本製品の再生ヘッドで受け、単三電池で駆動する内部のアンプを経由して、背面に設けられた伝達用のヘッドを介して磁気信号として8トラプレーヤーのヘッドへ伝えられる。なお、カセットがステレオで録音されている場合は、一応ステレオで聴くことができる。 8トラプレーヤーの回転を利用することやヘッドを介して信号を伝達するためやむを得ない面はあるものの、回転むらははっきりと分かるほどで、周波数特性も100〜8000Hzと一般的なラジカセ以下であり、カーステレオで一応カセットが再生できるという程度のレベルであった。 反面、モーターなどの駆動部材を持たないため、本製品内部の機構は割合単純である。 説明書によると、クロムテープはヘッドの摩耗を早めるため使用不可となっている。 8トラがカーステレオのスタンダードだった時代の必需品のようなもので、現在でもネットオークションなどで見かける製品である。 |
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